SSブログ

沖縄女一人旅・1日目☆首里城から [また旅日記]

沖縄すばですっかり満腹なけえはとことこあるいて
言われたとおりの道を歩く
このあたりはところどころに小さな家庭菜園があって
家の屋根が低くて
道も狭くて舗装はされているけどまっすぐじゃなくて
やらかいいびつさで歩く速度をゆるくする力がある

あぁ、そぉか
別に急がないし、予定もないし、約束もないし、
好きな速さで楽しんでいいんだ
何を考えてもいいし、好きなだけ歩いて疲れたら休んで
できることだけしかできないんだ
それでいいんだなぁ、とか思った
思いながら一人でニヤニヤしてた。
なんだか思いつきだけどもしかしたら今回の旅はすっごくいい感じになるなぁって
もうそのときには解ったから。

のんびり歩いて気づけば左側に高い高い壁が!
後から調べて知ったんだけど、首里城一帯に遺跡や門が広がっていて
一部は無料で見れて(というか舗装された道端とかにある)
首里城の近くまで行くのに入場料がかかるんだよね

よく解らないけど古そうな門をくぐって、石畳の道を
がらがら、ごろごろスーツケース転がして
歩いてるのはけえぐらいで、かえってハイになりながら
首里城への階段を上っていった。

コレは結構手前にあるいり口で龍の泉が右側にあって
口をあけた青銅の龍がいるんだけど
4000年前とかに中国から来た、って書いてあったょ。
ここの階段を上ると一気に視界が開けるんだ

もう夕方で空が桃色だったのね
それにうっすら遠くに海が見えて、思わずすぅって息を深く吸い込んだ
この色を持って帰りたい
全部残らず吸い込んでこんなきれいで幸せな色に
埋もれてくるまりたいって思うくらいきれい

しばらく門の脇に座って景色を見てたけど
だんだん暗くなってきて中へ入ることにする

これ首里城。

お城って言うけどこじんまりした建物でいがいとあっさりしていた。
北側からぐるっと建物の中を歩けるんだけど
実はほとんど戦争で何回も焼かれて、壊されて
当時の図面を元に復旧したんだって
展示品も出土品じゃなくて、再現、みたいな
不思議な気がした。
本島は王様のために作られたのに
今は観光のために作り直されてここに建っているお城。
そっくり似せて作られているけどきっとそこにある魂はなんだか違うんだろうな
だからこんなにさっぱりしているんだなぁって思った。

気配がないたてものはなんだか淋しい。

人とおり見て回ってすっかりくらくなりかけた帰り道



石灰岩(だと思う)を全部6角形に削って敷き詰めた歩道
何気なく1っこ飛ばしで歩いてたら不意に気づいた
全部6角形じゃん、しかも一個一個大きさ違うし、一辺の長さが違うのに
なんでこんなにぴしっとはまってるんだ?
どうやってこんな風にきれいに形をあわせたんだろう?

いつ、この石畳が作られたのか知らないけど(さいきんかもしれない)
なんとなく、思った
何万、何億の足音を想像した
この石畳を引いた人はもう死んでしまって
この世にいないのかもしれないけど
その人のことを思うあたしがここにいる。
それだけでいい。
それでいいんだって、解る
身体で理解したことを言葉にするとそんな感じかな?

前を歩いているおじいさんとおばあさんがいて
2人がどんな二人か知らないけど幸せそうに見えるんだから
旅にすっかり酔っていたんだな。

だけど、そうこの道をきっと千年も前に歩いた人たちがいたはずで
夕暮れ時には過去と未来が混乱して
ざわざわ歩くひとの気配を感じたら面白いのにとか
でも聞こえなくてもなんとなく想像するだけでよくて
最終的にきっとまたこの道を歩きたくてここに来たい、って思うだろうって思った。

そのまま首里城をでてさてホテルに行こう、として
もうバスがないことに気づく。
さて、どうしよう。
とりあえず沖縄の交通ナビ「美ら海ナビ」で検索してみるけど
途中までしかいけなさそう。
う~ん、っと悩んでいるところに
「おぉ~い!ねーちゃん!!ねーーーちゃん!!」と大声で叫んでる人が。
けえは真剣に考えてたので自分だと気づかず
でもあんまりうるさいのでそっちのほうを見ようとしたら
目の前に大きな男の人がいた

びっくりしていると、沖縄なまりの強い話し方で
「どこいくの?のせてこうか?」
って意味のことを言われる。驚いて「はい?」っと聞き返したら
「じゃ、30円でいいからさ!」
ときうので「ええ?!30円でいいの?」と聞き返したら
大笑いして、
「サン・ゼン・エン!本当は4000円くらいするけどもう最後だからいいよ~」とか。
ちかくにいた首里城前の店主のおじさんも
「それは安いから乗せてもらいなさいよ。何かあればここに電話して!」って
おみせの番号を教えてくれたりして
その後もそうだったけど沖縄って遠くに行くときタクシー代交渉すると安くなるのね
もちろん個人タクシーだったからだと思うけど
いいのかなぁってくらい、サービスしてもらったぞ。

ホテルについてからはゆっくりお風呂に使って夜はバーラウンジに一人で行って
しこたま泡盛を飲んで熟睡!一日目が終わったのでした。



ホテルからの眺め。

夜景がきれいだったよぉ~
でも驚くのは実は次の朝だったのです。

つづく


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。