掌から [日記]
ひとつだけ
あげよう
ぴんくいろの
欠片
尖らせた舌で
全部
なくなるまで
優しく舐めてね
そうしている間
あたしたちは
穏やかに
音のない世界に
七色にひかる
音楽を聴けばいい
ぴんくいろの
とげとげ
転がして
笑う
言葉はいらなかった
全部
わかる
全部
伝わる
なのにそれを
言葉にして
伝えなきゃいけないような
気持ちになるんだ
そのことから
逃げているように感じてしまうんだ
だけど本当は
声なんて必要じゃなかった
あたしたちが欲しいのは
からだと心で
あたしたちに必要なのは
相手を必要とする
自分自身だった
金平糖が溶けてしまう前に
捕まえた
いまの
その感じを
掌に受け止めて
甘い余韻に
しばらくひたりましょう
あげよう
ぴんくいろの
欠片
尖らせた舌で
全部
なくなるまで
優しく舐めてね
そうしている間
あたしたちは
穏やかに
音のない世界に
七色にひかる
音楽を聴けばいい
ぴんくいろの
とげとげ
転がして
笑う
言葉はいらなかった
全部
わかる
全部
伝わる
なのにそれを
言葉にして
伝えなきゃいけないような
気持ちになるんだ
そのことから
逃げているように感じてしまうんだ
だけど本当は
声なんて必要じゃなかった
あたしたちが欲しいのは
からだと心で
あたしたちに必要なのは
相手を必要とする
自分自身だった
金平糖が溶けてしまう前に
捕まえた
いまの
その感じを
掌に受け止めて
甘い余韻に
しばらくひたりましょう
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