それがどんな場所だとしても [恋とか愛とか]
気づくと
そこには水溜り
青い空の下で
まぁるい
異世界が
口あけた
背中からは
底抜けに
明るい声
響いたと思ったそばから
きいろい帽子たち
かたまりになって
むき出しの両脇の下
すり抜けて
小さな風になり
てんでばらばら
両腕を振り回して
転がるように
地面を蹴っては
今、飛び越える
小さなかかとで
水際を蹴散して
高らかにのどを鳴らして
はじける水玉は
大きな塊から
ちぎられて
粉々に砕けていった
太陽は
目を細めて
微笑みながら
すかさず金の糸で
掬い取る
極上のパールビーズで
今日の午後を飾りつけよう
すべてが裏返しで
すべて本当になった
何もかもなくて
それなのに幸せだった
たんぽぽは旅立って
いつかこの話を
暖炉の燃える夜更けに
小さな声でそっと
語るだろう
その日まで
いつまでも
終わるまで
このままで
** ** * ** ** * ** ** *
あたしは
空をみる
風を感じる
太陽があって
ヒカリの線が見える
なんで世界はこんなに隅々まで
美しいんだろう。
なきたくなる。
苦しいくらい幸せ。
『コップいっぱいの水を 飲み干す時間で』
その間に何を感じますか
なにをしますか
何を見ていますか
この声はきこえますか？
もしもし
体の中で
小さい鈴が
からからと
かわいい声で笑うので
あたしは今日も
微笑を
右肩にちょこんと乗せて
歩きます
あなたに会いたいな
なんでもない町の
古い横断歩道で
ばったりと
さりげなく
懐かしいのに
新しい気分で
もしそうならあたしは
きっとうれしくて
つま先立ちで
ちょっとだけ空に近くなるでしょう
あなたの両目には
そんなあたしがひとりづつ
小さく写っているから
あたしは恥ずかしくなって
両方のまぶたにそっと
口づけで
封をします。
これで永遠にあたしはあなたのもの
だよ。
*********************************
特別何があるわけではなく
ただこういう日でした
晴れてると
言葉が分裂して
粉々に砕けて
きらきらになるね
なんでなの？
パパのことを思い出した
ビルの間の緑が風で揺れだしたので
そこにいたのかな
いないけど、いる
あたしの中にいるんだ
体の中を流れていくんだ
歩かなくちゃ
歩きたいほうに
みたいものを見つけに
行かなくちゃ
あの人のところに
まだ会ってもいない
その人の声を探して
耳をすます。
けえたま。
けんづるはけえたまみたく感受性豊かじゃないけど、
そんな日があるの、わかる！！
けんづるは、拡散する感じ。と思ってマス。
ココロが、言葉が自分から散らばってく感じ。
けえたまのとはちょっと違うのかな。。。
でも、そんな一日でも凄く大切な一日に変わりない。
大切な毎日を積み重ねて生きたいですね。
by けんづる (2009-06-03 08:49)
＞けんづるさま
きっとこの感覚は人それぞれで
でも近い感じはこれかなって
つたわるよね
心がそわそわ
現実から浮いている感じです。
by ke_co_ltd (2009-06-04 23:00)
いろんな色、いろんな音を感じました♪
音と風景は思い出と一緒に♪
きっと 懐かしく 甘く ほろ苦く。
一歩 いっぽ また新しい感覚が 心に刻まれていきますね。
by おやさん (2009-06-05 12:06)