うつろう、散歩、お湯 [恋とか愛とか]
夕方
散歩に出た
ポットボトルの水を時々飲んで
ヘッドホンで聞いてる
歌にあわせて歌ったり
空を見たり
池を眺めたり
した
時々ランニング人が
前や後ろからやってくる
好きな方向に走っていいんだ
夜の水は
暗闇を吸い込んで
どんどん真っ黒になっていくので
そこに映りこんだ街灯は
いくつにも砕けて
ばらばらになる
その波は一体どこから
やってくるのか
海でもないのに
あたしはいったい
づしたんだろう
ここは家ではないのに
勝手に歌いながら
好き勝手に歩き回って
あれこれを思い浮かべては
打ち消して
悪いことをしているわけではないけど
とりたてていこともしていない
訳が分からないよと
苦笑い
川沿いの道は
風が冷たい
すっかり指先は冷えて
クビをすくめながら歩く
歩く
このまま海まで行くところなら良かった
だけど
いまは家が恋しいので
帰ったとしたら
お湯を沸かして
ゆっくりと
溶かすことにしよう
散歩に出た
ポットボトルの水を時々飲んで
ヘッドホンで聞いてる
歌にあわせて歌ったり
空を見たり
池を眺めたり
した
時々ランニング人が
前や後ろからやってくる
好きな方向に走っていいんだ
夜の水は
暗闇を吸い込んで
どんどん真っ黒になっていくので
そこに映りこんだ街灯は
いくつにも砕けて
ばらばらになる
その波は一体どこから
やってくるのか
海でもないのに
あたしはいったい
づしたんだろう
ここは家ではないのに
勝手に歌いながら
好き勝手に歩き回って
あれこれを思い浮かべては
打ち消して
悪いことをしているわけではないけど
とりたてていこともしていない
訳が分からないよと
苦笑い
川沿いの道は
風が冷たい
すっかり指先は冷えて
クビをすくめながら歩く
歩く
このまま海まで行くところなら良かった
だけど
いまは家が恋しいので
帰ったとしたら
お湯を沸かして
ゆっくりと
溶かすことにしよう
コメント 0