あたし一体なにしてんだろ。。。

こんなはずじゃなかったとか
そういう風に思いたくなくて
自分の行きたい道をなるべく狭めないように
広い道を通って慎重に可もなく不可もなく
生きてきたんだ。



自分と言う容器をあたしたちは
環境や、努力や運で勝ち取っていく。
たぶん１０代は粘土をこねている状態。
そこで、材料にいろいろな素材や要素や
知識、技術、天候なんかの運もあいまって
あたしたちは練り上げていくんだ。

そしてどこかで形にして（進路を決めて）
釜に入れて焼き上げる。
すると大体はもう形は決まってしまい
ひび割れたり、発色がいろんな具合になったり
それはそれは個性的な感じに仕上がるわけ。

同じようにやっているようでいて
ひとりひとりちがう。
その世界には価値のあるものとか
価値はなくても使いやすいものとか
特別な思い入れによって他に変えられない宝物だったりとか
いろいろな、ほんとうにいろいろな器があるんだ。

けえはまだ釜にも入ってない粘土をこねて
考えあぐねている。
形が決まりそうになると
あわてて崩して水を継ぎ足して
生乾きの器を危なっかしい手つきで

もちあるいてはあっちにいってこっちに行って
ふらふら、ふにゃふにゃ
心を決めて自分のかたちになろうと思う。

夏は明るくてものの輪郭がくっきりするから
頭の中身までシンプルに輪郭をほしがるんだ

行き場のない感じに
せかされているような気分になるけど
あたしはあたしの狭い道を歩き出してる
それをみとめて自分の速さで行けばいい