わがままを言わせてもらうなら

恋をする遺伝子があたしにはきっと足りない。

その人のことがすきですきですきで
そんな風に頭も体も全部全部支配されるみたいに
そんな風になれない。

どこかでいつも何かをぼんやりと考えている。

いつでも抜け出せる首輪、がちょうどいいのだ。
だれかに捕まえられていたいのだ。
掴まっていたくないのだ。
捕まえられている、その常態がたまんなく興奮する。
これをしちゃだめ、とか
それは禁止とか
たいていのことがこうじゃなくちゃイヤだというほど
こだわれない自分にとっては
すごく新鮮。
だからけぇは自分で自分にいろんなことを禁止して
いろんなことを命令する。

意思。

あぁ、すごく強い意志はあたしにもう少しだけあったら。。。

ありきたりじゃいやなのに、みんなの中にいたい。
仲間はずれにされると悲しいのに、一緒くたにされると
消えてしまいたくなる。
ほめられたくて頑張ってるのにほまられるとうれしくない。

コトバなんかでどうにかしようとしないで
素直にすきやキライだけで生きれたらいいのに。
あたしはそれをながいこと出来ずに来て
自分に嘘をつくのがちょっとうまくなってるかも。
だけど、だけど。。。

自分との対話。
他人との会話。

かけひき。
誘うか、誘われるか。
いつもあたしは誘われたい。
選びたい。
きりひらくんでなく開けてほしい。
そのさきにいきつくとこにいければ、いいや、それでいいや
そんなふうでいい。
肩の力を抜いて、ちょっぴだけわらえればいいや。