どうしようもない思いについて

せきららに
あえてせきららに
あけっぴろげに語ります。

あたしはある日その人に出会った。
その人は階段を降りて来た。

あたしはぼんやりとでも的確に
その人が降りてくる様子をじっと見ていた。
今思えば何故
そんなにも熱心にと言うくらい
じぃっと見てしまって
そしてなぜか
あぁ、来たんだって
そう思った

うれしいも愛しいもなく
ただあ、そうかって
当然のように
だけど来たんだって
場所にじゃなくて
あたしが今いるこの場所に
逢いにきたんだっていうことが
分かった


だけど
その後は違っていったね
あたしは卑屈になって
自信がなくて
愛せなくて
愛されたくて

そういうのは違っていた
なのにたくさんキスした
それでいいと思ってた

でも違ってた

違うことがいっぱいあった

でも気づけなっかった

今思い出せば分かることはたくさんある
でもその時の今じゃなくて
あたしたちはお互いに
それぞれに
そのときに欲しかったんだよ


あたらしい大切を
見つけたときに
初めて気づいた

だからごめんね
ごめんね
ちゃんと愛せなくて
ごめんね

いまのｺﾚが何かはわからないけど
でも今
そういうことに気づいたよ
それを本当は伝えたいよ
でも
無理かなぁ

だからここで独り言
一人つぶやく言葉のつぶつぶ

いつかこんな気持ちごと
ぎゅうってしてくれるかな
その人は

それならいい
そうじゃないてもいい

愛は一個じゃないんだ
今のあたしで
今の気持ちで
あたしは愛そう

素直にまっすぐにそれだけを思うんだ